第4章 自転車のカッコってピチピチ、モッコリ?
ところで、「自転車ってなんであんなカッコしてんの?」と、よく聞かれます。 なんで?ったって、私にそんなことわかるわけないんですが、野球には野球の、サッカーにはサッカーのユニフォームがありますよね。 長い歴史の中でそれにあったカッコ、用具が考えられたんでしょうね、きっと。 自転車というと、「ハデハデのジャージ、ヒチピチ、モッコリのパンツ」って イメージがあるみたいですけど・・・・・・・・・・・その通りです。 あれもそれなりに意味があると思うんです。 あまり目立たないカッコでは自動車なんかから見えにくくてあぶないし。 ヨーロッパ、特にイタリアやフランスなんかだと、 日本じゃ考えられないくらい自転車競技が盛んらしいです。 日本で自転車競技というと「競輪」しか思い浮かばない人が多いと思いますが、 ヨーロッパでは自転車レースというと、ロードレース(本当に公道を使ったレース) が多く、それこそ子供からお年寄りまで、自転車レースに狂喜乱舞するそうです。 行ったことなくてよくわかりませんが、ま、日本のプロ野球みたいなもんらしいです。 有名選手が着ているものや使ってる機材、用具が売れる、 というのは万国共通、永遠不滅の定理のようでして 自動車のF1レーサーなんか「走る広告塔」なんて言われてるでしょ。 自転車選手も同じ「走る広告塔」ですな。 スポンサーのロゴやらチームのロゴがベタベタ、ハデハデとなるわけです。で、お目当ての選手や、強い選手なんかが着てるジャージのレプリカや 自転車、用具、機材が売れる、という具合だと思います。 パンツ、通称レーサーパンツ、略して「レーパン」というらしいです。 (「レーパン」は日本語だとおもいますが・・・) それこそ、ピチピチ、モッコリで「あれがやだ」という人も結構いるかもしれません。あれって、下になんにもはかないっての、知ってました? 下にパンツなんかはくと、かえって股ずれするらしいです。中にはパッドがあって、大事なとこはちゃんと守ってくれるんです。 いまじゃ、女性用もあるんですね、これが。 そういえば、最近のスキーとかスケート選手のウェアもピチピチで、 どうみても下になにか着ているようには見えませんよね。空気抵抗を減らすためらしいですけど、0コンマ何秒を争う選手が着ているから美しいのであって、私なんかが着たら、ペットボトルが飛んできそうです・・・・・・。 自転車もトラック競技のタイムトライアルだとコンマ何秒の世界なので、 それこそピチピチ、ツルツルのワンピースのウェアですが、 普通はそこまでいきません。 最近は、はやりということでダボダボのパンツもあるらしいですが、映画ではやりの 「メッセンジャー」のプロの人たちも下には「レーパン」はいてるっていう噂です。 やっぱり機能的なのはいいですよ。お尻が痛くなりにくいですから。 ジャージも前傾したときに背中が出ないように後ろが長くなってるし、 背中の腰の当たりに大きなポケットがついているんです。 これがまた便利!私は日帰りツーリングならバッグなんか使いません。素材もいろいろあって、汗をかいてもすぐ乾くし、考えられてますねえ。 あと、グローブ。 自転車でも、「あっ」と思ったときすぐ手をつけるというのは安心だし、 実際、ケガも少なくなると思います。 で、サングラス。これは必需品とは言えませんが、やっぱカッコイイですからね。 夏なんかは照り返しがまぶしいのでやはり必要かな。これもいろいろあってすごいですね。 自転車そのものもそうですが、ツール・ド・フランスやジロ・デ・イタリア(注)なんかで 有名な選手が使ったりすると、あっというまにみんな使いはじめたりして。 いまではマラソンなんかでも使ってますし、機能もすごい。 目をゴミや紫外線から守るのはあたりまえ、曇り防止、エアロ効果、 状況に応じて即レンズ交換OK、、明るさにかかわらず良く見えるレンズとか・・・・・。 注:超有名な自転車の世界的大会、何日間もかけて何百キロという距離を走り、 最後にヘルメット。私の友達からは「エイリアン」といわれてますが、 確かにそうみえないこともない・・・・・・・・・・・。これもエアロ効果をねらったものらしいです。 エアインテーク(早い話、空気取り入れ口)がいっぱいあって、夏でも涼しく快適、 いざというときには大事な頭(ちょっと軽い?)をも守ってくれる。 レースはもちろん、最近はサイクリング大会などでもヘルメット着用が義務付けられているようです。もっとも自分の安全のためですから必需品だと思います。 今回はめずらしく、まじめな私でした・・・・・・・・。 |
せんむに一言いたい、せんむをハゲましたい、せんむに告白したい、