第2章 自転車を買うぞ!
さて、さて、ヘロヘロの愛車とガタガタの身体に時にはやさしく、時にはムチ打ちながらやっとたどり着いた近所の自転車やさん。
私「おじさん、これ直るかなあ?」
おじさん「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
が、やさしい自転車やのおじさんはニコニコしながら、ホイールをクルクルまわして振れとりをしたのだった。あのグニャグニャだったホイールがみるみる、まん丸になるではないですか。 やっぱり、餅は餅や、自転車は自転車や、私に目にはまさしく、ゴッドハンドに映ったのです。パンク修理ぐらいならオートバイに乗ってた頃にやってるので出来ますが、ホイールの振れとりは難しい。 ホイールの振れとりってのは、簡単に言うと、ひん曲がったホイール(車輪)のスポーク(あの太い針金みたいなヤツ)の小さいいネジを1本づつ手で締めたり緩めたりして真ん丸くする作業です。 なんでも自分でやらなくちゃ気がすまない私は、以前やってみたことがあるのです。 結果は・・・・・・・・・
「やんなきゃよかった。。。」 ・ ・ ・ ・・・・・事故った自転車の車輪を想像してください。
あっっという間に直っちゃった愛車で家に向かう私の頭の中は、先ほど自転車やで見ていた新車のカタログ100%だったのは言うまでもありません。
あ〜、なんて浮気性なんだろ。
もうすでに愛人、ちがった、別の愛車を求める欲求が私の煩悩をビシバシ刺激しているではないか。 昔は(年寄りはこればっか・・・)、自転車といったら鉄のフレーム(骨組みのパイプ)が当たり前。ただ鉄といってもハイテンだ、クロモリだ、なんて言ってたもんですが、今はアルミだの、カーボンだの、しまいにゃケブラーだの、地元の住友金属が聞いたらがっかりするような素材ばっかし。 注:ハイテン・・・ハイテンション(高張力)鋼 クロモリ・・・クローム・モリブデン鋼 で、私が欲しくなったのは・・・・・・・ 住友金属さん、ごめんなさい アルミ製フレームの自転車でした。 だって、ホンダのNSXだってアルミだぜ(ちょっとマニアかな)。 アルミは軽い、さびない、はやり(これが一番の理由だったりして)。しかし、高い。某ディスカウントショップなら19800円なんてのもあるのに、10倍だ。 ん〜〜〜、欲しい、けど、お金が、嫁さんに何て言おう・・・・・・・・ ・ ・ ・ ・ ・・・・・・・・数日後・・・・・・・・ ・ ・ ・ ・ 例の自転車やで、カタログの写真を指差している私がいました。 |
せんむに一言いたい、せんむをハゲましたい、せんむに告白したい、